睦月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

干支菓 壬 寅

とら豆鹿の子 中は、手亡こしあん

壬は「妊と同じ様に生命の誕生を宿す」。寅は「ミミズに通じ春の草木が生ずる」との意味から新たな成長の礎となるイメージがあります。


萬 年

薯蕷煉切製 中は、小豆こしあん

亀は古来より縁起の良い生き物とされ、「長寿」「吉兆」を表す慣用句として「亀は萬年」という言葉が使われています。


福寿草

薯蕷きんとん製 中は、小豆つぶあん

春を告げる縁起の良い花として親しまれてきました。旧暦の正月頃花開くことから「元旦草」とも呼ばれてきました。


早天の鶴

時雨あんと手亡紅羊羹の合せ物

初々しい気持ちで見上げる元日の朝の空は、壮厳にして清らかです。初空に翔く鶴をあしらいました。


窓の藤

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

軍師官兵衛が幽閉されていた時、心を慰め励ましていたとされるのが土牢の小窓から見える藤の花であったといいます。


福 梅

薯蕷煉切製 中は、黄身あん

梅は百花に魁け、春を告げる花として愛されてきました。新春にふさわしく「福梅」と名付けました。

【上生菓子 各種1個 324円】


福 寅

とら―和三盆の打ち物/初詣―薄種の紅こしあんサンド

ネコ科最大級の大きさを誇る虎の堂々たる姿は、昔から人々のあこがれと、恐れの対象となってきました。


窓の梅

紅梅―梅餡製/松の雪―押し物

新年を祝う宮中の伝統行事「歌会始」。今年の御題は「窓」です。窓越しに見える紅梅と松の姿を表現しました。

【干菓子 各1組 216円】