如月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

福 梅

煉切製 中は、小豆こしあん

まだ寒気が残る中、百花に先駆けて咲く梅の花は、春の訪れを香りで教えてくれます。


春告鳥

煉切製 中は、小豆こしあん

うぐいすの異名。日本人は万葉の昔からうぐいすの初音に心ときめかせ春の到来を心待ちにしてきました。


水温む

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

立春を過ぎると川や池の辺の水面には、春の訪れを待ち望んでいたかの様に水草が芽を出し始めます。


水 仙

外郎製 中は、柚子あん

花の少ないこの季節に、雪と寒気の中で凛と咲く水仙の花は別名「雪中花」とも呼ばれます。


咲 分

薯蕷きんとん製 中は、小豆つぶあん

一本の木に赤と白の花が咲く事を「源平咲き」といいます。平安時代の源平合戦の時、源氏が白い旗、平氏が赤い旗を用いたことからこう呼ばれています。


下 萌

小豆浮島・手亡羊羹・上南羹の合せもの

冬枯れの中にも春気は動き始め、大地から様々な草の芽が萌え出てきます。

【上生菓子 各種1個 357円】


早 春

梅―薄種の紅こしあんサンド/うぐいす―雲平の羊羹サンド

鶯は春を告げる鳥。初鳴きが梅の開花と重なる事から古来「梅に鶯」という取り合せが詩歌や絵画で行われてきました。


春の雪

残雪―桃山で小豆こしあんを巻いたもの/淡雪―求肥製 中は、手亡こしあん(氷餅まぶし)

早春の頃、思いがけず降る雪の事を「淡雪」といい雪片は大きく、積もらないで消えやすく「牡丹雪」ともいいます。

【干菓子 各1組 216円】