皐月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

落し文

煉切で白小豆つぶあんを巻いたもの

昆虫(オトシブミ)は葉っぱを巻いてその中に卵を産みます。その姿が渡したい人の近くに落として拾わせる手紙に似ていることからこう呼ばれています。


ば ら

煉切製 中は、小豆こしあん

晩春から初秋の頃まで色鮮やかに咲き続け、古代から繁栄と愛の象徴とされたその姿は華麗な趣があります。


花菖蒲

煉切製 中は、小豆こしあん

剣形の葉の間から、紫色の花を咲かせ初夏の水辺に凛とした美しさを漂わせます。


一 声

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

古来より文人は「初時鳥」の一声を待ったものです。姿を隠してかすかに鳴くので「忍び音」ともいいました。


松見草

外郎製 中は、手亡こしあん

藤の異名。藤の花はその優美さから古来より日本人に愛され、美しい女性の例えにも使用されてきました。


岩根つつじ

きんとん製 大納言鹿の子合せ(中は、小豆こしあん)

紅く彩るつつじの花は、桜の花が散った後の新緑のすがすがしい季節の到来を感じさせてくれます。

【上生菓子 各種1個 357円】


薫 風

藤―押しもの(大納言ちらし)/青雲―薄種の青色こしあんサンド

甘い香りを漂わせながら開花する藤の花。古くから古典や絵画にも多く描かれてきました。


あやめ

あやめの花―寒氷製/あやめの葉―雲平の手亡羊羹サンド

風薫る五月、初夏の風が池の辺を吹き渡り爽やかな香りを運んでくれます。

【干菓子 各1組 216円】