長月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

着せ綿

煉切製 中は、小豆こしあん

重陽の節句(九月九日)の前夜、菊の花に綿をかぶせ、翌朝、露を含んだ綿で身体を拭うと長命になるとの言い伝えにちなんでいます。


重 陽

煉切で白小豆鹿の子を巻いたもの

日本五節句の一つ。菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮べたお酒を楽しんだりして長寿や無病息災を祈願します。


秋 茜

煉切製 中は、小豆こしあん

体の色が赤いトンボの俗称。秋の澄んだ空に群れる赤トンボの姿は秋の涼気を誘い、さわやかな秋の風景の象徴です。


秋の音

高麗時雨と栗入手亡羊羹の合せもの

秋の野山で虫の声を聞いて楽しむことを「虫聞き」といいます。古来より虫の声を聞いて酒宴を催したり、秋の夜長の楽しみの一つとされていました。


花 野

外郎製(氷餅まぶし) 中は、手亡こしあん

秋桜や桔梗などの秋の草花が風と戯れる野山の風景を、三色の外郎で表現いたしました。


名 月

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

旧暦の八月十五日の夜に登る月を「中秋の月」と呼び、さらにこの頃の月が特に美しく見えることから「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。※今年は九月十七日が中秋の名月です。

【上生菓子 各種1個 357円】


菊の園

菊の花―寒氷製/菊畑―押し物

菊は古来から邪気を払い繁栄をもたらす花とされ、菊の節句には「菊酒」を飲んで無病息災や長寿を願います。


初 雁

月―薄種の手亡こしあんサンド/雁―和三盆打ちもの

北方から初めて渡って来る雁のことで、その鳴く声は秋の訪れを告げる「雁が音」といって賞されました。

【干菓子 各1組 216円】