葉月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

常 夏

煉切製 中は、小豆こしあん

撫子の別名。日本の女性は撫子とたとえられますが「楚」を好む日本人の美的感性がこの花から感じとれます。


玉すだれ

錦玉羹で求肥(中はレモンあん)を巻いたもの

軒や縁先に掛けられて夏陽を遮るすだれは日本ならではの夏の風物詩です。


もらい水

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

朝露に濡れて咲く朝顔の花は、夏の朝に爽やかさを運んでくれます。


露 草

きんとん製 中は、小豆つぶあん

夏から秋にかけて蛤形の青い小さな花を咲かせ、その鮮やかな青色は布を染めるのに用いられてきました。


夏 衣

外郎製 中は、手亡こしあん

夏に着る衣服で、特に和服のこと。生地は木綿か絹・麻等の素材で涼やかに装います。


初 風

煉切製 中は、小豆こしあん

暑さの中にも時折吹く、ひんやりとした風に吹かれ揺れる草花に秋の訪れを感じます。

【上生菓子 各種1個 324円】


晩夏の庭

涼風―薄種の手亡緑こしあんサンド/桔 梗―雲平製

涼しい風が吹きわたり庭先の花々を揺らし始めると、秋の気配を感じます。


浜 辺

波間―押しもの/千鳥―寒氷製

千鳥は夏になると北の繁殖地から南国へと旅立ちます。その路すがら、日本の浜辺に羽を休めに降り立ちます。

【干菓子 各1組 216円】