皐月の茶席菓子

お知らせ

如水庵では、毎月その季節にあわせた上生菓子を創作いたしております。

藤 棚

煉切で、小豆こしあんを巻いたもの

藤の花房が春の風に揺れ動く姿は、まるで波打つ海のようです。


岩根つつじ

きんとん製 大納言鹿の子合せ 中は、小豆こしあん

黒い岩間に根を張り、色鮮やかな花を咲かせるその姿に強い生命を感じます。


富貴草

薯蕷羹の茶巾絞り 中は、黄色手亡こしあん

牡丹の異名。花びらを重ねて開くその姿は、華麗な中に気品があり古くより絵画や詩歌に尊ばれてきました。


薔 薇

煉切製 中は、小豆こしあん

晩春から初秋の頃まで色鮮やかに咲き続け、古代から繁栄と愛の象徴とされたその姿は、華麗な趣きがあります。


花菖蒲

薯蕷饅頭 中は、小豆こしあん

初夏の頃、剣形の葉の間から、白や紫の花を咲かせる菖蒲の花は、水辺に凛とした美しさを漂わせます。


若 楓

抹茶浮島とえんどう豆入手亡羊羹の合せ物

楓の若葉には、清爽、閑寂の趣きがある。渓谷などに憩うとき、その明るい葉影が心を和ませてくれます。

【上生菓子 各種1個 324円】


薫 風

あやめの花―寒氷製/あやめの葉―雲平の羊羹サンド

風薫る五月、初夏の風が池の辺を吹き渡り爽やかな香りを運んでくれます。


谷若葉

青楓―和三盆入落雁/水辺―薄種の味噌あんサンド

若い楓の初々しい緑は、紅葉の時とはまた違った趣きがあり緑を通す陽の光はまばゆいばかりに輝きます。

【干菓子 各1組 216円】