如月の茶席菓子

お知らせ

2024/01/23

春告鳥

鶯の別名。初鳴きの日は春の訪れのしるしとされています。「梅に鶯」という取り合せが古来、詩歌や絵画に使われてきました。

桜よりも早い季節に咲く梅の花。花を楽しみ、実を食す梅は昔から日本人の暮らしと共に愛された植物です。

季節の分かれ目、立春の前日を節分と言い、節分に行われる豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を追い払い幸せを願う儀式とされています。

雪の中、寒気にひるむことなく咲く真紅の花に強い生命力と力強さを感じます。

寒さに耐えて健気に咲く水仙は古くから日本人に愛されてきました。雪が解けないうちから花開くことから「雪中花」とも呼ばれています。

咲分はひとつの株でふたつの色が混じって花咲くことで、梅の花の紅白の対比の美しさに春の訪れを祝う心が重なります。

【上生菓子　各種１個　３５７円】

鶯がその年の春初めて鳴く声の事。古くから人々は、春を待つように鶯の初声を待ち望んで大切にしてきました。

冬枯れの野や残雪の下に萌え出づる緑は、春の訪れとともに新たな希望を感じさせてくれます。

【干菓子　各１組　２１６円】