後藤由美(ごとう・ゆみ)

伝統技術と芸術を
追い求める職人魂。

YUMI GOTOU

※実際はマスク、手袋を着用しております。
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伝統技術と芸術を
追い求める職人魂。
PHILOSOPHY

恩師に導かれた
職人の道の
鮮やかなはじまり

憧れだった上生菓子部門へ異動が出たのは、入社6年目。機械生産部門にいた頃から和菓子職人を夢見ていたので念願叶って配属されたときは嬉しかったですね。記念すべき初仕事は繊細な作業が必要な「きんとん」の装飾を箸であんこにのせることでした。何からすればいいのか右も左もわからなくて。道具の使い方や和菓子の基本をいちばん熱心に教えてくれたのが職人歴50年以上の瀬口さんでした。数年前に退職されましたが今でも尊敬している恩師です。瀬口さんの隣で見よう見まねにお菓子をつくっていたあの頃を懐かしく思い出します。

上生菓子にかかせない菓子木型は大切にメンテナンス
上生菓子にかかせない菓子木型は大切にメンテナンス
PASSION

新しいことにこそ
伝統技術を重んじて
果敢に挑戦する

FBSのマスコットキャラクター「ゆめんた」と24時間テレビがコラボレーションしたお菓子をつくったとき、和菓子づくりの奥深さを改めて感じました。上生菓子でイメージを具体化することが想像以上に難しく、毎日試作を繰り返してはやり直し。そんなとき、今ではあまり使われなくなった和菓子技法「刷り込み」を思い出し、キャラクターを再現することができたんです。新たなデザインに和菓子の伝統技法を掛け合わせる創作和菓子のおもしろさを知り、職人として幅が広がりました。

菓子鋏を使って花びらを作り出す伝統技法※実際は手袋を着用しております。
菓子鋏を使って花びらを作り出す伝統技法
※実際は手袋を着用しております。
PROMISE

お菓子づくりと
芸術にかける愛が
自らの原動力となる

休みの日には美術館を訪れます。展示されている絵画や彫刻、工芸品などからいつもアイデアをもらっていますね。お菓子づくりには、かたちや色味、表現方法、季節の移ろいなど「芸術」に通じる要素がいくつも散りばめられていると思うんです。それを繋ぎ合わせてお菓子をつくる。和菓子離れが進むなか、小さな子どもでも喜ぶような和菓子をつくっていきたいですね。そのためには見た目を華やかにしたり洋菓子で使う素材を上生菓子に取り入れたりと職人としての挑戦を続けていきます。

和菓子の新たな可能性を探求する
和菓子の新たな可能性を探求する
後藤由美(ごとう・ゆみ)
※実際はマスク、手袋を着用しております。
後藤由美(ごとう・ゆみ)
2008(平成20)年入社。美術系高校を卒業後、製菓専門学校へ進学。入社後は機械生産部門を経て上生子部門に配属される。現在は季節商品の企画や上生菓子のデザイン・製造のほか、菓子教室の講師としても活躍する。