INTERVIEW
接客への想いを胸に、アルバイトから店長へ。

INTERVIEW

接客への想いを胸に、
アルバイトから店長へ。

原田 あかね
店舗運営 店長
大学4年間のアルバイトを通して、和菓子と接遇の奥深さに感銘を受け、2016年(平成28年)に
正社員として入社。初心を忘れず、店長となった現在でも接遇第一で「如水庵の魅力」を発信し続けている。
CROSS TALK
聞き手
後藤 愛美
後藤 愛美
店舗運営 主任
2008年入社
(13年目)
話し手
原田 あかね
原田 あかね
店舗運営 店長
2016年入社
(5年目)
「人と関わることが好き」で接客の仕事を続けていきたいと語る原田あかねさん。大学生時代からアルバイトとして如水庵で働き、卒業後はそのまま入社して、店長にまでなられました。「如水庵のお菓子は間違いなくおいしい」と如水庵のお菓子の魅力を知る原田さんの接客は、「人」ありき。その接客の在り方、店長職・店舗運営の業務内容、キャリアパスについてなどを、直属の上司である後藤愛美主任を聞き手とし、話を伺いました。
CROSS TALK - 01アルバイト職から店長職への歩み
後藤後藤
原田さんは大学生の頃から如水庵でアルバイトをしていましたね。アルバイトをしようと思ったきっかけを教えてくれますか?
大学へ入学する前のことですが、家族からお供え用のお菓子を買ってくるよう頼まれ、その時にたまたま立ち寄ったお店が如水庵でした。
お供え用のお菓子なんて何を買っていいのかわからなくて、店頭で迷っていたら「何かお探しですか?」と優しく声をかけていただきました。事情を話すと「このお菓子がお勧めですよ」と、丁寧に説明してくださり、それが印象的で、すごく素敵だなと思いました。
このことがきっかけで応募し、採用していただいてから4年間、アルバイトをがんばりました。
原田原田
後藤後藤
いよいよ就職活動となった時、当然ながら他の企業にも興味があったと思います。そのまま如水庵で正社員を目指そうと決めた理由は何だったのでしょう。
就職を考えたとき、初めから接客職や販売職への希望がありました。
就職活動の中で他社からの内定をいただきましたが、改めて「何を販売したいのか」を考えたときに、如水庵の和菓子を思い出し、私は如水庵の魅力をたくさん知っているなと気づきました。
心を込めておいしいお菓子を作っていて、働いているスタッフの皆さんもとても気の良い方ばかりでした。そう振り返ったとき、改めて如水庵で働きたいと思いました。
原田原田
後藤後藤
初めて聞いた話でしたが、同じ店舗運営の仕事をしている身として、学生さんに響いたというのは本当に嬉しいです。
正社員になってみて、アルバイトとの違いや、正社員としての不安はありましたか?
やはり違いは感じました。アルバイトの時はお客様と向き合うだけでよかったのですが、正社員となるとプラスして店舗運営のことや、他部署のことを考える必要が出てきます。
例えばお菓子の製造のことや流通について詳しく学んでいくと、社内の部署間の様々な協力や働きがあって、初めてお客様にお菓子をお渡しできるのだとわかります。ここが大きな違いだと思います。
不安といえば、自分が気持ちの上で、アルバイトから正社員へ切り替えができているのか、また、アルバイト期間をアドバンテージとして捉えてくださっている方々への期待に応えられているのか、そういったことを感じていました。アルバイト時代に複数の店舗の店長からお話をお聞きする機会があったので、漠然とした正社員のイメージはありましたが、本当に自分がそうなれているのか、自問自答はありましたね。
今でも同期と会ったときに、みんなががんばっている話を聞くと、勤務歴分(アルバイト時代分)上乗せをしてがんばらなくては、と、自分を鼓舞しています。
原田原田
後藤後藤
長く勤めてもらっていますが、この会社の好きなところを教えてください。
いろいろな会社のお菓子を食べて勉強するようにしていますが、間違いなく如水庵のお菓子はおいしいです。それは誇りですし、自慢でもあります。
それからアットホームな雰囲気があって優しい方が多いですね。初めてお会いした社員の方も温かく接してくださいます。人間関係も如水庵の魅力だと思います。
原田原田
後藤後藤
原田さんは、今後、この会社がどう進んだらいいと思っていますか?
もっと会社の良いところが皆さんに伝わって、一緒に働く仲間が増えてほしいです。
私が感じているのは、会社の魅力があまり発信できていないことです。入社して実際に働いてもらったら、すごく共感してもらえると思います。
会社としての魅力がこのインタビューで少しでも伝わったら嬉しいですね。
あとは、簡便さを求める今の時代に逆行しているかもしれませんが、老舗のお菓子屋だからできる接客や、人が販売しているからこその「温かみ」や「細やかさ」をもっと大切にして、差別化を図っていければと思っています。
原田原田
後藤後藤
書籍でも「ロボットが接客する」や「欲しいものさえ手に入ればいい」といった価値観が増えましたが、そういった内容でも「人の温かさ」の重要性に言及していますし、普遍のテーマなのかもしれません。
5年後、10年後の如水庵の在り方を、このテーマも含めて原田さんと一緒に作っていけたらいいですね。
CROSS TALK - 02自らがお手本となる接客
後藤後藤
店長職について聞かせてください。面白さや難しさを感じている部分はどんなところでしょう。如水庵は接客をしながらマネージメントも行う「プレイングマネージャー」スタイルですよね。
接客はもちろんのこと、例えば強化商品の選択やディスプレイ、利益計画、人員配置など、店舗運営業務は多岐にわたります。
それから私の場合は、スタッフのお手本になるよう自分もしっかり接客し、その姿をスタッフに見てもらうようにしています。率先垂範(人の先頭に立って物事を実践し、模範を示すこと)することが、店長としての説得力を生み、どんな指示もすっと伝わっていくと感じているからです。これは、私がお世話になった先輩店長の方々が実践されてきたことで、私もそのスタイルを受け継いでいます。
ただ、この接客の「動く」と管理業務の「考える」の配分がなかなか難しいですね。一方で、面白いと感じるのは、自分が作り出した環境の中で、スタッフの皆さんが楽しそうに働いている姿を見られることと、やはり計画したとおりにお菓子が売れていく達成感を味わうことです。
原田原田
後藤後藤
確かに接客と管理業務への葛藤は私にもあります。このことは店長が共通して持っているものなのでしょう。情報を共有して、コンピテンシー(業績の良い人の行動特性の意味)を探ると働きやすさへのヒントが見つかるかもしれませんね。
後藤後藤
私は以前、先輩から「働く上で長期的なビジョンを持っていないと強くなれない」とアドバイスを受けたことがあります。原田さんは今後どんなキャリアを目指していますか?
入社時から一貫していますが、ずっと接客や販売に携わっていきたいです。現状の目標は昇格ではないのですが、自分がアルバイトから入社して正社員として働き店長職になったという経験を活かしたいと考えています。
入社してきた人やキャリアが変わる人の不安を取り除いてあげて、背中を押してあげられる存在になりたいです。店舗運営や販売職での様々な経験をしっかりアウトプットしていきたいですね。
あとは、社外研修などにも積極的に参加して知識を増やし、社外の方からもヒントをもらって、その知識を店舗運営に生かしていきたい、そう考えています。
原田原田
後藤後藤
役職に関しては「なりたい」と思ってなるものではなく仕事の実績が役職になると、私自身は思っているので、だからこそ役職にも就いて欲しいと思っています。
私がチームリーダーに就いたときに「次にこの役職に就きたいと思う人が出てきてくれるようにがんばろう」と誓ったので、あとに続いてもらえると本当に嬉しいです。
CROSS TALK - 03基本的に人と関わることが好き
後藤後藤
個人として大切にしている考えはありますか。
仕事でもプライベートでも「何でも楽しんでやる」ことを大切にしています。
私自身も楽しくて、周りの人も楽しいのが最高ですね。仕事でも楽しくないと接客に出ますし、楽しくないと続けられない。私は人と話すのが好きなので、接客してるときが純粋に楽しいです。何十人と接客しても同じお客様はいらっしゃらないですし、一人ひとりに満足していただけるように言い回しを考えたりアクションの起こし方を変えてみたり。
それを考えるのが楽しいです。基本的に人と関わるのが好きなんですね、私は。
原田原田
後藤後藤
自分を磨くという点で、やってみたいことはありますか。
資格取得を考えています。販売士の資格を持っていないので挑戦したいですね。社内の新任店長勉強会でも店舗運営の勉強をしましたが、お店を運営する上で、販売士の資格は非常に役に立つものだと感じています。
原田原田
後藤後藤
私自身、2級を取得していますが、社内には講師資格を持っている方もいますので、資格取得に向けた勉強会を開きたいですね。
CROSS TALK - 04如水庵に入社を希望する方へのメッセージ
いろいろな業種や職種を検討されていると思います。如水庵には店舗運営の他にも、製造職や物流職、営業職や事務職等などたくさんの職種があり、これだけ職種があれば、その中に興味を持てるものや、将来のビジョンが見つかるかもしれません。
もし少しでも如水庵に興味を感じてもらえたら、ぜひエントリーして詳しく話を聞いてみてください。細かいことまで対応してもらえるのが、大手にはない強みだと思います。話を聞いてみれば如水庵のイメージが変わると思いますよ。お待ちしています。
原田原田
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